高専生を生ぬるく見守る保護者のブログ

保護者目線の高専受験や高専生活の情報が多くないので、情報を共有したいです。

高専の単位&成績は大学生活や院試にも影響アリ?

お久しぶりです。ねこまんまです。

 

先日、子どもの下宿先に遊びに行った際、興味深い話を聞いてきました。

それは「単位認定」についてです。

高専での単位が、どの程度大学側に大学での単位として認められるかというイベントが3年次編入生には第1のハードルとしてやってきます。

正直、大学によってスタンスも異なるし、

同大学内でも学部・学科によっても全然変わってくる。

要は、認定してくれる人の匙加減によるところが大きいようです。

 

我が子は幸い高専での単位を80単位弱認められ、

通常の学部生と忙しさはほぼ変わらずにいられるようでした。

大学でAという科目についての単位認定は、高専のBとCの科目を合わせたものと授業内容が一緒だね、というような感じでカウントをしてもらえたそうです。

たぶん、単位認定の中でも相当親切にしていただけたのではないでしょうか。

 

プラス我が子曰く

高専での成績がかなり良かったから、すんなり振り替えてもらえた

②とらなくてもよい選択授業(「経済学」や「哲学」、語学など)も高専で単位取得したら、一般教養科目として認められた

高専での成績が良かったので、大学でも好成績を収めれば大学院に特別推薦枠でチャレンジできる

そうです。

 

高専での成績、編入試験だけじゃなくて入学後もかなり影響が大きいようですね。

あと一般教養の負担が軽くなるのはとても大切!

3年生の必修と曜日・時間が被ってしまうと悲惨ですから。

 

大学院入試に関しては、高専での成績のカウントをどう見るのかが本当に学校によって異なるとか。ツイていればそのまま適用されるそうです。(学校によっては例えば熱力学1の成績が「高専にて認定」みたいな表記になって中身が見えなくなってしまう)。

良い成績だと院試で特別推薦してもらえる学校もあるようですよ。

 

ですので、3年次編入を考えている方は、

(単位として認定されるかどうかはある種、賭けではありますが)

卒業単位が十分でも、高専で選択授業を受けてはいかがでしょうか。

今後の更新予定

こんにちは。ねこまんまです。

子どもが高専を卒業し、私は元高専生の母となりました。

この先、当ブログの更新は滞るとは思います。

ただ、この先も3年次編入される方の参考になればうれしいな、と考えておりまして

 

・大学編入後、高専の単位互換はどうだったのか

編入生の学部での過ごし方

 

などを更新していきたいです。

子どもが親元を離れての一人暮らしとなるので、

帰省した折に話を聞く形になるかと思います。

更新は気長にお待ちいただければ幸いです。

 

これから新5年生の方々は編入試験の本番。

早い大学では4月中に願書を提出ですね。

最近、当ブログのアクセス数が以前よりも増えていおり、

新5年生や親御さんが情報を検索されてこちらにたどり着いているのかなと思います。

頑張っている皆さんが、素晴らしい結果になることをお祈り申し上げます。

 

卒業しちゃった…

こんにちは。ねこまんまです。

 

ついに我が子が高専を卒業してしまいました。

入学したての頃は、5年なんて長いなぁって思っていましたが

実際は本当にあっという間。

高専の5年間がまさかこんなに早いとは思っていなかったなぁ。

ロボコンサークルや研究室の追い出しコンパも終えて、

卒業式も終えて、

本当に高専生活が終わっちゃった…

 

小学校・中学校の卒業式の際は、

特に寂しいとも思わず、何の感慨もなかった我が子。

流石に楽しかった高専の卒業式は寂しくてならないようです。

 

4月からの新生活のために

引っ越しの準備も着々と進んでいます。

多分もう、一緒に暮らすことはないんだろうな。

母としては本当に寂しくてならないのですが、

こればかりはもう、仕方がないですね。

旅立ちをしっかりと祝福したいと思います。

体だけには気を付けてやっていってほしいです。

 

「ちょいちょい遊びに来ていいよ」なんて言ってくれているので

我が子の負担にならない程度に、たまには行ってみようかな。

我が子の進学先は新幹線で1本で行けますし、

しかも観光地ということもあって、見どころも多くて楽しそう!

 

我が家は下の子も無事に大学進学が決まり、

本当に大きな区切りがつきました。

下の子は自宅からの通学ですが、

それでももうかなり私の手からは離れていくことでしょう。

私も私のライフプランときちんとまた再設定して、

子離れをしていきたいと思います。

高専生が勉強に使っている本やサービスその2

こんにちは。ねこまんまです。

今回は以前の記事

高専生が勉強に使っている本やサービス! - 高専生を生ぬるく見守る保護者のブログ

の追加情報を書いていきたいと思います。

高専の卒業を前に、

子どもに他にどのようなものを使っていたのか母が全力取材!?しました!

 

1. 苦しんで覚えるC言語

9cguide.appspot.com

苦しんで覚えるC言語…略して「苦C」

ロボコンサークルの制御班の子たちがこのサイトでC言語を習得しているとか。

我が子は制御班ではなかったものの

必要に迫られてここでC言語を学んだようです。

 

2.KIT物理ナビゲーション

www.kanazawa-it.ac.jp

KIT=金沢工業大学のeラーニングのサイト。

我が子曰く、このサイトだけではなく、金沢工業大学はわかりやすい教材を提供してくれていて、

高専生にとってはとてもありがたい存在なのだそう。

本人は力学でわからないことがあった時に、このサイトを利用したそうです。

 

3.東工大Python早見帳

chokkan.github.io

かなり話題になったのでご存じの方も多いかと思いますが

東工大Pythonの早見帳がかなり優秀で参考になることが多いそうです。

授業で使った、というよりも本人の興味で参考になった、というかんじだったのかなぁ?

これからがっつりPythonを学びたいという方によさそうですね。

 

4.金のフレーズ、銀のフレーズ

TOEIC受験に必須ともいえる「金のフレーズ」「銀のフレーズ」

就職するからTOEICなんて関係ない、なんて思っているそこのあなた!

就職でもTOEICのスコアが求められることが多いですよ。

少しでも希望の職種に近づくためにも、TOEICは早めに勉強を始めましょう。

我が子によると、スコアが450くらいまでが銀のフレーズ、

それ以上は金のフレーズというかんじで分けられるそうです。

金のフレーズは、銀のフレーズができていることが前提だとか。

 

5.1駅1問 TOEIC L&R TEST 文法特急

この本を使ったら、一気にTOEICのスコアが上がったそうです。

PART5とPART6の対策に特化した、文法の一問一答が掲載されています。

解説がとても詳しいので、

しっかりと文法を理解して解くことができるようになります。

 

6.TOEIC公式問題集

ある程度、単語と文法を習得したら、

TOEICの公式問題集で全体の流れを見ていくようにしていったようです。

公式問題集は色々なものが出ているので、

自分で見てよさげなものを使っていければいいのでは。

 

親の知らないところで

いろいろと工夫をして勉強していたんだなぁ、と

今回話を聞いて感じました。

本人にとっては高専での学びがとても楽しかったようなので、本当によかったなぁ。

 

【3年次編入】部屋探しは前期日程の前まで…かなぁ

こんにちは。ねんこまんまです。

今日は3年次編入をする学生の部屋探しについてお話したいと思います。

 

3年次編入される方は、

ズバリ一般入試の前期日程の前までに済ませた方がよさそうです。

というのも、特に地方国立の場合、

親御さんも一緒に入試についてきて、子供が試験を受けている間に

不動産巡りをして部屋を仮押さえすることが多いらしいのです。

大学によっては、不動産屋がキャンパス内に親御さん用のブースを設けているところもあるそう。

その前に、3年次編入の場合はなるべく良い物件をおさえておけるといいと思います。

特に学生向けの物件を取り扱っている不動産屋は、

実際に入居するまで家賃を請求しないところもあります。

早く抑えたからと言って、無駄払いが起きにくいのです。

 

ただ懸念点がひとつ。

学校近くの人気のある物件って、卒業ぎりぎりまで前の住民が住んでいる場合が多く、

実際の住居内を見ないで決めなければならないこともあります。

実は我が家もそうでした。

とにかく条件がよく、我が家はそれで決めてしまったので、

実際の良しあしは入居してから…ですね汗

 

我が家がこだわったポイントは

・浴室とトイレが別

・学校まで徒歩数分圏内

・スーパーマーケットが近い

・ネットは光回線がひける

でした。

 

入学前ですが、大学生協に問い合わせて

生協と付き合いのある不動産会社を紹介してもらったので

話しがスムーズに進みました。

こういう探し方もある、ということで

何かしら参考になれば幸いです。

 

国公立大編入のみを目的に高専に来るのはやめた方がいい話

今回は、国公立大学への入りやすさだけを目的には高専に来ない方がいい、という話をしたいと思います。

 

高専国公立大学への3年次編入がしやすい、ということで進路を高専にする人が、少なくとも我が子が受験した5年前には多くいました。

当時は大学入試改革の真っただ中で、先が見えない状態。

しかも私立大学の定員厳格化もあり、受験生にとってはかなり不利な状態だったのです。

 

実際に高専に入学すると、モノづくりをする人はごく少数で

編入の為の勉強をする人ばかりという状況が高専には広がっていました。

高専がふつうの進学校化している、と先生方がおっしゃるほど。

 

5年が経ち、いろいろと状況を見てきた結果、

高専から国公立大学への3年次編入は、特段カンタンではない、

むしろ普通高校に行った方が国公立大学に入るチャンスは広がるのではないか、と感じています。

大学入試の雰囲気自体、この5年で大きく変わったのもあるかもしれません。

 

私が暮らす地域の高専と同じくらいの偏差値帯の普通科高校を比べてみました。

1学年当たりの人数は200人ほどとほぼ一緒。

高専から国公立大学へは毎年50~60人が進学。

普通科高校から国公立大学へは毎年80人ほど。これにプラスして早慶、私立医大に進む子もいます。

純粋に国公立大学に行くだけならば、普通科高校でも十分なのです。

 

確かに高専からだと何校も国公立大学の受験は可能です。

数学や物理、英語など研究に必要な勉強だけしていればよいです。

勉強の負担感は、普通科高校よりも軽く感じられるでしょう。

ただ興味が変わり、自分の高専での専攻と異なる学科を選んだ場合、

そもそもが受かりにくいうえに、

受かった場合でも2年次編入になることも少なくありません。

 

確かに普通科高校からだと、さらに難しくなるとされる共通テストを受けなければなりません。

でもこの偏差値帯のお子さんだったら、共通テストに耐えられるのではないでしょうか。

しかも今後、筑波大学東北大学は共通テストを課さない入学方式を全面的に取り入れていくそうです。

既に共通テスト無しでも入学できる公立大学自体も出てきています。

これからますます、国公立大学自体、入学しやすい流れになっているのです。

 

我が子の同級生には高専での勉強内容に違和感を感じ、公立高校へ入りなおしたり、3年次修了で高専を去っていった人もいました。

あまり工学という勉強にこだわりがないならば、普通科高校への進学をお勧めします。

 

せっかく設備が整った高専に来るならば

「モノづくりを極めたい」

「工学の勉強を極めたい」

という方が来た方が、満足感は得やすいのではないでしょうか。

一生懸命活動や勉強をしたうえでその先に進学が待っている、

となれば高専生活自体を十分に満喫できるのではないかと私は考えています。

女子大への3年次編入について考えてみる

普通科高校に通う高3生を抱える我が家。

併願校を調べている際、

女子大にも情報系や建築系の学部があることを知りました。

データサイエンス学部を新設する大学もあるとか。

 

ただお茶の水女子大学奈良女子大学以外は、女子大への高専生の3年次編入はほとんどないようですね。

お茶女・奈良女の国立大学は、今まではバイオ系の学部の編入がメインだったようですが、工学部が新設されたのでこちらは編入が増えそう。

 

私立の女子大の場合、

あまりそもそも3年次編入が積極的ではない上に、

普通の工学系大学と比べると授業の内容がかなりライトなのもあり

あまり需要がないのでしょうね…。

女子大の場合は、理系学部は家政学部から発展したものが多いので、

そのような感じなのかもしれません。

 

データサイエンスも、内容を見てみると経営系の先生が多く、

高専で実施している授業とは異なるようです。

文理融合、といえばいいのでしょうか。

 

あと一番大きな要因だと思いますが

そもそも高専に女子がいなさすぎるので、

私立女子大への3年次編入のニーズがそもそもないのだろうなぁ。

学費的にも国立に行けるものなら国立に行きたいですし。