こんにちは。ねこまんまです。
前回に引き続き、大学3年次編入についてお話していきたいと思います。
今回は、国公立大学を受験するにあたって、高専とは無縁で生きてきた私が驚いたことを書いていきます。
【国公立大学は何校でも受験可能】
普通科の高校生の場合、国公立大学は最大で前期・中期・後期の3校しか受けられません。(中には秋田県立国際教養大学のようにフリーダムな学校もありますが)。
でも3年次編入の場合、試験日程さえ被らなければいくつでも受験可能です。
わが子の場合は、最大で6校受験する予定でした。
【推薦だからと言って受かるわけではない】
推薦…と聞くと、かなり合格の可能性の高い入試と感じられる方も多いかもしれません。ところがどっこい、そんなことはなく、推薦でもバリバリ落ちます。
国公立大学3年次編入の推薦は、「受かったら必ず御校に行きます」という意思表示というだけです。
推薦の学校を受けつつ、他の大学の編入試験も並行して受験していきます。
【推薦は成績が良くても必ず貰えるわけじゃない】
さてその推薦、成績が上位だったら絶対に貰える…というわけではありません。
大学によっては、「推薦は各高専ひとりずつ」など制限を設けている場合もあるのです。
たとえ自分が学科内での順位が上位だとしても、自分よりも上の人も推薦を希望している場合には推薦はもらえません。
推薦でしか編入資格がない大学も中にはあるので、
学内で推薦が取れなかった時点で試験資格すら失うこともあります。
【兎にも角にも”席次”】
前項で推薦資格を得るには席次が必要、と書きましたがこれは推薦に限ったことではありません。
一般での出願の際にも、「学科内での席次が上位〇%」と出願基準が設けられている学校も中にはあります(多くはありませんが…)
席次というのは一朝一夕で上がるものではありません。
子どもの学科を見ていると、TOP5は2年生からほぼ固定。その中で多少順位が入れ替わる程度です。
低学年だからと言ってのんびりしている暇はありませんよ。
【難化しているので編入も楽じゃない】
「普通科高校から国公立大に入るより、高専からの方が簡単」なんてよく言われます。
…が、最近はそうでもないかもしれません。
高専にものづくりを学びに来る、というよりは最初から大学3年次編入を狙って高専入学をする人が全国的に増えているそうです。
となると、自ずと3年次編入のレベル自体も上がります。
以前なら6割程度できれば合格だったものが、今では8割以上できないと合格は厳しいです。
【受験科目に気をつけろ】
何校でも受けられるのですが、その際に気を付けたいのは受験科目。できるだけ勉強科目数は広げないようにすることがポイントです。
受験校を決定する際には、試験科目も十分に気を付けましょう。
特に気を付けたいのが技科大。国語が試験科目に入っており、これに苦しむ高専生もいるそうです…。
【TOEICは何点あってもいい】
国公立大学の編入の際には英語の試験は課さず、TOEIC L&Rのスコアを基準にする学校がとても多いです。
中には750点を満点とし、その得点率を英語の点数とする、という学校もあります。
でも多くの学校ではスコアの上限を設けていません。
TOEICは何点あってもいい状態になっていると言っても過言ではないでしょう。
高専生はTOEIC600点を取るとほめられますが、
3年次編入の際は最低でも700点は確保した方がいいです。
もっと取れるならば、もっとスコアを稼ぎましょう。
その為に、低学年のうちから英語は頑張っておきましょう!
私立大学については、残念ながら情報がほとんどないのでお伝え出来ませんが、
何かわかったらまたこちらで情報共有できたらな~と思います。
ではでは!